生前整理で快適な空間を作るためのポイント
2020/08/17
こんにちは、宮城県仙台市を中心に活動している生前整理のプロ、
「宮城の遺品整理屋さん」です。
公式HPでは、皆様からお問い合わせいただくご相談を日々ブログ形式でご回答させていただいておりますので是非チェックしてみてくださいね。
今回は、「生前整理で快適な空間を作るためのポイント」を紹介したいと思います。
これから生前整理をはじめようと思っている方へ向けての記事になっていますので是非参考にしていただき、快適な空間で過ごしていただけたらと思います。
※今回の記事では、対象の年齢を、日常生活を全て一人で健康的に行える高齢者に設定しています。
生前整理、老前整理、終活等を開始された方で住居のリフォームにお困りの方がいらっしゃいましたらお気軽に当社へご連絡くださいませ。
▼玄関マットに滑り止めは強いてありますか?
垂直に玄関マットに足を置く際には滑ることがあまりありませんが、
少しでも斜め方向から玄関マットに足を置いた場合には、
玄関マットが滑ってしまい、そのまま玄関に足を滑らせてしまい、
大怪我に繋がる場合があります。
100円ショップでは、ゴムの滑り止めが売っているので、それを玄関マットのサイズに合わせてハサミで切って床と玄関マットの間に置くことで滑り止めの役割を果たし、玄関マットでの転倒するリスクを下げることが出来ます。
▼玄関にセンサーライト等の照明を置く
玄関の中に照明が設置している場合には問題ありませんが、
玄関の外にしか照明が無い場合は暗くなった際に足元が見えなくなって転倒してしまうリスクが上がってしまいます。
ホームセンター等で安く売っているのでそちらを使用していただき、
事故が無いようにしましょう。
▼階段を物置代わりにしない
賃貸物件であれば、玄関ドアを開けてすぐに階段がある場合、
一軒家であれば、上の階へ向かうための階段があるかと思います。
何かと物が多くなってしまうと、
「あとですぐに片付けるから。」、「すぐに使いたいものだから置いておきたい。」なんて置いていたりしていませんか?
私は・・・・置いていました。(笑)
これ物凄く危険なので階段に物は置かないようにしてくださいね。
経験者は語りますが、チャイムが鳴ったので階段を急ぎ足で降りていく際や、荷物を持って視界が悪い状態で階段を上り下りする際などに必ずぶつかったり引っかかったりします。
お陰様で、足に引っかかり、一段飛ばしで足を滑らせて玄関にある鏡で足を怪我しました。
そうならないためにも、階段を物置代わりにするのは止めましょう。
▼階段に滑り止めマットを敷く
先程は玄関マットに滑り止めマットを敷きましたが、階段も同様に滑り止めマットを敷くと、階段での思いがけない怪我を防ぐことが出来る場合があります。
但し、この方法は選択の意見が分かれることもあり、
・滑り止めを敷くことで滑って怪我に繋がる
・滑り止めを敷くことで逆に突っ掛かってしまい怪我に繋がる
といったように、階段にすべり止めマットを敷く行為は一長一短で、使う人次第では、怪我のリスクが上がってしまう場合あります。
もちろん使用してからじゃないと分からないこともありますが、
そういった懸念が払拭できない場合には、万が一に備えて階段に手すりを付けることで怪我のリスクを抑えることが出来ます。
▼階段に手すりをつける
歳を取って階段の上り下りが辛いと感じた際には、階段に手すりをつけることを検討しましょう。
万が一バランスを崩して転倒しそうになった時でも手すりに手をつくことで最小限の怪我に抑えることができる場合があります。
▼階段の足元に照明をつける
階段の部分には天井に照明がありますが、足元に照明は付いていますか?
足元は自分の影で見えづらく、夜にトイレに行く場合などで見えない可能性があります。
そういった際に怪我を防ぐために、階段の足元に照明や、センサー付きの照明を備え付けると怪我のリスクを抑えることが出来ます。
▼ドアの縁や段差に注意しよう
現在の家の作りでは見かけなくなってきましたが、
少し前に造られた住宅には、「框(かまち)」と呼ばれる坂があります。
家の中では様々な段差が見かけられます。
そういった段差を少しでも無くし怪我のリスクを小さくしていきましょう。
例えば、
・玄関から上がるときの段差
・室内から室内を繋ぐドアや襖の段差
・浴室から上がる際の段差
・トイレから出る際の段差
・窓へ出る際の段差
など簡単に挙げただけでも沢山の段差があることが分かります。
改善策として、「すりつけ板」と呼ばれるものを使用して段差による転倒を防ぐ役割を果たしてくれます。
滑り止め加工、スロープ加工、配線コードを這わせることが出来る等、
バリアフリーな環境にも適していますので是非ご検討いただけたらと思います。
▼角を持った家具や家電製品から体を守ろう
室内でも鋭い角を持った家具や家電製品は沢山存在しています。
若い頃は当たり前のように回避できていただけで、歳を重ねる毎に回避能力や判断能力は衰えていきます。
家具や家電製品のデザインによっては鋭いデザインがおしゃれな事もあるため、そういった際には十分に注意しなければなりません。
たかがテレビと思いますが、点灯した際にテレビの角で頭を打ち付けて出血が止まらず救急搬送にて縫う程の怪我を負ってしまったケースもあるようです。
そういった危険な部分には、
「クッションコーナー」「コーナーガード」「クッションゴム」などを取り付けましょう。
これは、赤ちゃんのいる家庭や、高齢者施設等でも取り入れられている製品です。
100円ショップや、ホームセンターなどで販売されています。
テレビやテレビ台、テーブル、タンス、台所、タイルの材質が使われている浴室など、様々な場所に角は存在しています。
若い頃は気づけないことが多いですが、客観的に家の中を見渡して、
危険な場所が無いか確認してみましょう。
自分は大丈夫、と思うかもしれませんが、備えあれば憂いなしです。
デメリットとしては接着部分が強力な製品だと剥がす際に家具の一部を痛めてしまう可能性があるので注意が必要です。
▼キャスター等の移動式家具を廃止する
キャスター付きの代表家具として挙げられるのは、
イス、テーブル、小物入れなどがありますが、
キャスターが付いている移動式の家具は確かに室内を移動する点では便利ですが、何かに掴まることが多くなったと感じたらキャスター付きは危険です。
ふとした拍子にバランスを取ろうとしてキャスター付き家具に掴まり、そのままバランスを更に崩して大怪我をしてしまう可能性があります。
キャスターの車輪に留め具を付けたり、一新して滑り止めが付いている家具に買い換えるのも1つの方法です。
▼居間に滑りやすい物を置きっぱなしにしない
生前整理よりも日常的な習慣になってしまうかもしれませんが、
居間に置きっぱなしにしている新聞紙や雑誌等がある場合には滑って転倒する恐れがあるため、注意が必要です。
▼コンセントケーブルに気をつけよう
移動の多い部屋では特に注意が必要ですが、滅多に通行しない場合も忘れていることが多いため注意が必要なコンセントケーブルによる転倒は統計情報としても多く挙げられるケースです。
主な場所としては、コタツや扇風機など、季節モノの家電製品を出した際に、慣れていない配置によって躓くケースがあります。
コンセントケーブルは出来る限り頻繁に通る場所に置かずに、
角に這わせるような形にしておくと、躓いてしまうリスクを抑えることが出来ます。
他に有効な手段として、マグネット式のコンセントの取り付けです。
壁のコンセント穴にマグネット式のコンセントタップを取り付けてからコンセントケーブルを付けることで、電気ポットや電気ケトル、ホットプレートなどの様に、ぶつかった際にケーブルが本体から外れる仕組みになっています。
この商品は家電製品販売店やホームセンター等で販売しています。
コンセントタップに様々なコンセントを付けたタコ足配線はもちろん注意しましょう。
▼必要以上に高い位置に物を置かない
物が増えるとどうしても棚の上やタンスの上などに置きがちですが、
震災時等が起こった際に倒れてくる時の衝撃が大きく、大怪我に繋がります。
年齢によって高さは低くなっていきますが、健康なうちであれば自分の身長よりも下を目安に、腰下、膝下と高さを変えていけるようにしていきましょう。
▼脱衣室や浴室で滑らないために
脱衣室や浴室では水回りということや、気持ちよくお風呂に入れることへの気持ちで油断してしまい事故を起こしやすいです。
脱衣室から浴室へ向かう際には、滑り止めマットを活用して転倒を防止していきましょう。
可能であれば浴室のドアはガラス張りのものではない方が怪我をした際に最小限に抑えることが出来る場合があります。
浴室がタイル式の場合には転倒時に大怪我をしてしまう可能性があるため、滑り止めマットを使用してリスクを減らしましょう。
浴槽と床の高さが高い場合には、浴槽へ入る際に不自由になったと感じてきたらそろそろ高さを調節しなければいけなくなっているかもしれません。
床にスノコなど高さのあるものを置くことも効果的ですが、
反面、スノコの段差に足を躓かせたり、スノコが滑ってしまい転倒する可能性も考えられます。
浴槽内では、手すりや底面など手を滑らせてしまいそうな場所に滑り止めマットを貼り付けるのも効果的です。
ただし、製品によっては一度貼ってしまうと再使用が出来ない場合や材質を痛めてしまう場合があるので注意が必要です。
長い年月をかけて室内の家具や日用品はどうしても増えがちです。
しかし、生前整理をすることで歳を取った際に改めて老前整理をする際には今よりもグッと住みやすい環境に近づけるはずです。
適切な生活環境で本来することが無かった怪我から身を守り快適に過ごしていただけたらと思います。
記事などに記載された表現や再現性には個人差があり、必ずしも効果を保証したものではございません。
また、製品によっては素材を痛めてしまう場合のものもあるため購入前に十分確認してから使用するようにしてください。
住宅環境に不安な場合には無料でお見積りをさせていただいておりますので、是非当社へお任せください。