生前整理相談士とは?
2020/08/28
こんにちは、宮城県仙台市を中心に活動している生前整理のプロ、
「宮城の遺品整理屋さん」です。
公式HPでは、皆様からお問い合わせいただくご相談を日々ブログ形式でご回答させていただいておりますので是非チェックしてみてくださいね。
今回は、「生前整理相談士とは?」について紹介したいと思います。
現場やご相談などの場で、遺品整理士は聞いたことがあるけれど、
生前整理士は聞いたことがない。と言う方が多いです。
それもそのはず、生前整理相談士の認定を受けた資格者は、
東北で今現在私一人となっています。
東北で初認定ということもあり、もっと皆さんに生前整理について、
生前整理相談士について知っていただきたいと思ったため、
今回は、生前整理相談士について少しお話させていただきたいと思います。
遺品整理や生前整理を仕事で行うにあたり、
遺品整理士や生前整理相談士の認定を受けていなくても、
仕事をすること自体は何ら問題ありません。
しかし、近年では、一部の業者が遺品整理・または生前整理依頼が来たので家へ行き、何でもかんでも不用品として大きな袋へどんどん入れていき、
何も言わずに大型トラックで回収して帰って行った結果、後々依頼者との間でトラブルが起こった。
処分するには高額な費用がかかると言って不用品を回収せずに自宅へ放置していかれてしまった。
回収した不用品を近所の川などに放棄されていた。
なんてケースが実際に一部で起こっているようです。
これは、高齢化社会が進む中で整理事業へ参入してくる方が増えてきたことも原因の1つかもしれません。
現場の経験だけで遺品整理や生前整理の流れは確かに回数を重ねていくことで学ぶことは出来るかもしれませんが、
それは完全な知識のもとでやっているか?と、言われると、
そうではないかと思います。
1から10ある内の2,5,6だけしか出来ていないかもしれませんし、あるいは方向性そのものが違っているのかもしれません。
お客様を本当に思って仕事をするためには、お客様に寄り添う必要があります。
寄り添うためには、中途半端な知識や技術ではお客様にいくら寄り添っても適切な助言をすることが出来ません。
自身が適切な知識を身につけて、助言をすることでお客様に信用していただき、信頼関係が生まれ、お仕事がいただけると私は思っています。
もちろん、私自身まだまだ若輩者ですのでお客様に対して完璧な立ち回りをすることは自分で出来ていないと思っています。
だからこそ、あらゆる質問や相談をお客様から受けたとしても、
ある程度応える事が出来る知識を常に付けていきたいと常に思っています。
そうした適切な知識を身につけるためにも、
遺品整理士や、生前整理相談士の認定を受けることは大切だと思っています。
ひとくちメモ
・遺品整理士の場合は、一般社団法人遺品整理士認定協会から認定を受けた者を指します。
・生前整理相談士の場合は、一般社団法人生前整理普及協会から認定を受けた者を指します。
生前整理相談士は、介護・葬儀・相続・片付けなどから派生した、
様々な問題を抱えている方、これから抱える可能性がある方に対して問題や不安を解消するための手助けを行っています。
高齢化社会が進む中で、スマホやパソコンの普及やデジタル文化も日々成長を遂げ、情報化社会になっています。
核家族化をはじめとし、親族や近隣住民との関係が希薄化し、
身近に頼りになる存在となる人が少なくなっています。
身近な場所に相談出来る人間がいたらどんなに心強いでしょう。
そんな不安や問題を抱えている方の解決へ向けた助言や、必要に応じて専門家の紹介やご提案をさせていただく総合的な窓口となるのが、私のような生前整理相談士になります。
当社では、遺品整理や生前整理をさせていただくにあたり、
必要に応じて様々な専門家と連携して、ワンストップで様々な問題解決が出来るように柔軟なサポート体制を整えさせていただいております。
・弁護士
基本的には事件やトラブルなどが発生した際に、代理人となって困っている人の手助けをしてくれます。
プロフェッショナルであるが故に、一般の方は接点が少ないため直接的に相談しづらい事が多いとお客様からお声をいただきます。
・司法書士
登記及び供託の代理や、裁判所や検察庁、法務局等に提出する書類の作成提出などを行います。
また、法務大臣から認定を受けた認定司法書士は、簡易裁判所における民事訴訟、民事執行、民事保全、和解、調停などにおいて当事者を代理することもあります。
・税理士
税理士は、税務に関する専門家です。
税務申告や申請の代理、税務署類の作成、税務相談、等を行います。
生前整理や遺品整理では、確定申告や相続税申告などで関わることも多いため馴染み深い方もいるのではないでしょうか。
・行政書士
官公庁への提出書類及び権利義務・事実証明に関する書類の作成、
提出手続、行政書士が作成した官公署提出書類に関する行政不服申立て手続等の代理、作成に伴う相談などを行います。
生前整理や遺品整理では、相続財産の調査や、相続人調査、遺産分割協議書の作成などで関わってきます。
・不動産鑑定士
不動産の経済価値に関する専門家です。不動産の鑑定評価、土地の有効利用なども考慮したコンサルティング業務等を行います。
生前整理や遺品整理の場面では、相続する財産に不動産があった場合、資産価値の評価を依頼してもらうことなどの依頼でお世話になります。
・土地家屋調査士
不動産の表示に関する登記の専門家です。土地や建物の所在・形状・利用状況などを調査して、図面の作成や不動産の表示に関する登記の申請手続などを行います。
生前整理や遺品整理などの場面では、土地や建物を売買や相続をする際に、境界の確定や分筆をする際にお世話になります。
当社の経営方針として、特に「傾聴」に重きを置いています。
生前整理をさせていただく上でも重要なことです。
もし、生前整理業者があなたに対して、適当な態度で接していたら今後の人生を決める大事な相談をするでしょうか?
誰も相談しないと思います。
生前整理は、遺品整理と比較して日用品や家具の移動は多くありません。
しかしその分、相続や葬儀など人の心が動く場面に多く携わります。
相談される方はあまり人には言いたくないことを、勇気を出して話されます。
それに全力で応えるためにも私達はこれからもお客様に寄り添い、時にはお客様の立場になって考え、自信を持って的確な助言をして不安を解消出来るようにサポートいたします。
皆様へこれまで様々な生前整理にまつわる記事をご紹介させていただいておりますが、今後も皆様にとって安心して、有益な情報を発信・提供できるように頑張っていきたいと思います。