生前整理をしてみよう その4
2020/08/24
こんにちは、宮城県仙台市を中心に活動している生前整理のプロ、
「宮城の遺品整理屋さん」です。
公式HPでは、皆様からお問い合わせいただくご相談を日々ブログ形式でご回答させていただいておりますので是非チェックしてみてくださいね。
今回は、「生前整理をしてみよう その4」を紹介したいと思います。
前回の記事では、大切な思い出を4つに分類して分別していただくことで、なかなか分けることが出来ない思い出を分ける事が出来るようになったかと思います。
今回は、「価値観によって思い出のモノの価値は変わってしまう」
に、ついて紹介したいと思います。
例えば、ご夫婦で生前整理、または老前整理を行った際に、
結婚式で着た「ウェディングドレス」が押入れから出てきました。
しかし、ご夫婦の間で「いる」「いらない」で揉めているようです。
1つのモノに対して2つの価値観が生まれて相違があった場合はどのようにしたら良いのでしょうか?
東北で一人目となる生前整理相談士の資格を持ったスタッフが生前整理を案内させていただきます。
例として少し前述で取り上げさせていただいた、とある夫婦のウェディングドレスの件を参考にしてお話したいと思います。
大切なモノである、ウェディングドレスは、旦那様に買ってもらった奥様にとって大切な思い出のあるモノです。
大切な思い出としてずっと長い間押し入れに保管してあるウェディングドレスを生前整理の際に発見しました。
ここで、それぞれ二人がウェディングドレスに対して出した選択は、
奥様:「いる」
旦那様:「いらない」
となりました。
1つのウェディングドレスに対して2つの思い出があり、
その共有している思い出の価値観は、人それぞれということです。
奥様の方は、良く似合うと旦那様が言ってくれて買ってくれた大切なモノなので一生大切にしたいと思い、着る機会は無くなりましたが、大切にとっておきたいものです。
一方で旦那様の方は、毎回押し入れを開けるたびに大きな袋に入ったウェディングドレスがあるおかげで自分が服を取りづらく、
そこまで現在は思い入れが無くなって来ていました。
最終的に、ドレスには虫食いがあったため手放すことになりました。
しかし、奥様の方で手放すことがどうしてもできなかったため、
私の方で「ウェディングドレスの思い出は何ですか?」と、
聞いたところ、奥様は「一番好きな人に選んでもらったドレスで一番自分の中で綺麗でいた瞬間」と、教えていただきました。
そこで1つの提案として、一番輝ける思い出を小さく、いつでも見えるように、結婚写真を少し大きめに現像してもらって、壁にデコレーションして貼り付けるのは如何でしょうか?と提案したところ、
快諾していただき、それ以降はいつも見える居間に飾っているそうです。
ご夫婦で生前整理を行う場合に、特に注意していただきたいことは、いくら長い年月を一緒に過ごしたからと言って、自分の意見だけで生前整理を行わずに、パートナーの意見を聞き当事者間で話し合ってどうするかを決めてください。
せっかく一緒に次のステージへ仲良く行く予定だったのに、
パートナーにとって大切なモノを勝手に「いらない」と判断されてしまい、処分されてしまったら誰だってショックですよね。
そして、必ず「いる」と判断した人は、責任を持って思い出を管理するようにしましょう。
今回のケースでは、虫食いが酷く変えることは出来ませんでしたが、
大きくて見えないウェディングドレスを捨てることが出来ない場合、
小さく見えるモノで使っていけるモノに変えることも立派な決別です。
ウェディングドレスの再利用はなかなか難しいですが、
例えば、今回奥様が快諾していただいた結婚写真のフォトフレームのフレーム飾りとして、ウェディングドレスのレースを使って装飾してみるのは如何でしょうか?
こうすることで、ウェディングドレスそのものの形は変わってしまいましたが、「結婚写真+ドレスのレース」という新しい1つの思い出として小さく、そして居間で飾って見えるのであれば私はそれで良いと思っています。
思い出を新しい思い出に変える記事は沢山の方法があるため、
時間がある時に少しずつ紹介したいと思います。
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